スマホの壁紙をオリジナルに変更するにあたっての注意点まとめ

スマホの待ち受けがデフォルトで飽きてしまったのであれば、ネットなどで壁紙を拾ってきてダウンロードする方法もあります。壁紙をオリジナルにアレンジしている人も多いでしょうが、実はここに落とし穴があります。どのようなことに気を付けるべきかについてまとめましたので、参考にしてください。

 

ウイルス感染する可能性

壁紙サイトにアクセスして、特定の壁紙をダウンロードしようと思ったらウイルス感染の警告画面の立ち上がる事例が報告されています。これは壁紙サイトに限ったことではありません。

 

有害サイトに誘導される可能性

「ウイルス感染しました、解決するにはこちらにアクセスしてください」というメッセージとともにURLが表記されるケースも少なくありません。しかしこの段階ではまだウイルス感染していないケースも多いです。ウイルス感染したと思わせて、URLに誘導するのが狙いです。このような画面が立ち上がっても、安易にURLをクリックしないことです。

 

ウイルス感染した場合

しかしまれにですが、壁紙サイトのどこかをクリックするとウイルス感染する場合があります。ウイルスに感染するとアプリの動作が不安定になったり、カメラが勝手に起動したりすることがあります。本当に感染した場合、そのまま放置するのは得策ではありません。データが抜き取られる場合もあります。ウイルススキャンしてウイルスが発見されればセキュリティソフトで駆除してください。

 

スマホがクラッシュすることも

壁紙に関するトラブルはウイルス感染のほかにも時折報告されています。ここでは2020年に起きたAndroidの壁紙トラブルについて紹介しますので、参考にしてください。

 

画面がフリーズ

Ice universe氏という人が2020年にツイートした内容がメディアで複数報じられ、話題になりました。この人物はリーク情報で有名な人だったので、人々の関心を呼びました。それはある画像をAndroidで壁紙設定したらクラッシュしてしまったというものです。ネットでも複数掲載されているのですが、風景画像で特段おかしなものではありません。ところがその画像を壁紙設定すると、画面がフリーズする、点滅するなどの問題が起きるそうです。

 

カラースペースが原因?

なぜこのような問題が発生するのか、ディラン・ルセル氏というアンドロイドアプリのデベロッパーによるとカラースペースが関係しているといいます。というのもAndroid10ではクラッシュするけれどもAndroid11ベターであれば発生しなかったからです。Android10はsRGB空間の画像しか壁紙として処理できません。ところが件の画像はRGBを使用しているので処理できずにクラッシュしました。ちなみにAndroid11になるとsRGB以外のスペースは自動的に転換するのでクラッシュせずに済むわけです。

 

まとめ

ネットで紹介されている画像を壁紙に設定するとトラブルに見舞われるケースも時折あります。ウイルスに感染したり、ここで紹介したカラースペースなどスペックの問題だったりします。信頼できるサイトで壁紙をダウンロードする、最新の情報をチェックするなどで対応しましょう。